生きているだけでだれかの支えになる存在

私には、無職の義理弟がいます。その義理母は、今年で71歳。幸い彼女が働く会社は定年がないため、希望すれば死ぬまで働けるのですが、彼女の場合は、一家の大黒柱として働いているわけです。よって、いつも「辞めたい。辞めたい。」と言っています。彼女が養っているのは、浪費家で7歳上の夫と40歳になる無職の息子。とりわけ、息子は可愛いのか、よくお小遣いを渡しては、気分展開にと言って、海外に行かせています。義理母は、本当に優しい人で、私はこの義理母が大好きなのですが、どうしてここまで息子の世話をするのか、ずっと理解できませんでした。義理弟は、体が不自由なわけではありませんが、今まで定職についたことがないため、職歴が思わしくありません。また、社会性に欠けており、面接でも「やる気がみられない」という理由で採用されないのです。こうなると、本人も就職活動に嫌気がさして、引きこもり生活を続行。夜はゲームに明け暮れ昼間は寝ていて、ますます人と関わろうとしなくなります。典型なるダメ人間です。しかし、そこは血を分けた息子です。義理母は、「産まれたときに、脳に酸素がうまくまわらなかったので、何を習得するのにも時間がかかるだけ。」というように、息子をかばいます。きっと、精神的支柱みたいな存在なのだろうと、他人の私は見て見ないふりをしています。彼らの人生なのですからね。