春を感じる瞬間

先日早朝に起床すると、気持ちよさそうに鳴く小鳥の声が聞こえてきました。
今年の冬は長かっただけに、生きものの気配を肌で感じると、厳しい冬が過ぎ去った合図のように聞こえてきます。
その日は、日が昇り始めると気温が上昇していきました。
私はなんだか急に表に出たくなり、少し離れたコンビにまで歩いて出掛けることにしたのです。
外は久しぶりにスッキリと晴れ渡り、風も無く、いかにも春を思わせる天候でした。
少し歩くと大きなマンションがあり、その前に長く連なる花壇があったので、「何か草花の芽でも出ていないか~」と期待しながらのぞいてみると、チューリップの小さな芽が出ていました。よく見ると、長く尖ったスイセンの芽も確認でき、日の当たる場所においては花を咲かせているものまであります。
その春らしい光景を目にしたら、なんだか嬉しい気分が湧いてきました。
花壇の先の方へ行くと、コートを羽織ったかなり高齢の女性が、微笑みながら花壇を見つめていました。その女性もようやく訪れた春の気配を感じ取っては、胸をなで下ろしているように窺えます。その時は、見ず知らずの人でしたが妙に共感するものを覚えたものです。
来週あたり、自然の中に入って土手を見たら、もうフキノトウが顔を出しているかもしれません・・・。
この季節に自然の生命力を感じることは、本当に楽しいものであります。